2018/07/15 更新

旬の良い写真が撮れたら、暇な日にぼちぼち写真付きの農産物紹介をしていく予定です!(たぶん笑)
【7月の南部じまん市出荷予定品目】
1袋100円〜
絶品レタスミックス
絶品オクラ 緑/紅
2018超旨い枝豆 ¥150-
激旨にんにく
<新商品>黒にんにく
超香る朝採りバジル
フレッシュな香りの朝採りパセリ
不定期だけど超美味しいミョウガ
レア果実<生>ブラックベリー
不定期の朝採りイチジク
------------------------------
【栽培管理が気になる方へ】
食べればわかる、手間かけまくりの露地栽培です。購入する種子に付着している農薬を除き、栽培期間中は農薬・除草剤は一切使用しておりませんが、化成肥料は自分は窒素・リン酸・カリウムは植物における三大栄養素・ご飯と考えているため適度に使用しています。


2017年10月25日

俺の甘柿について

店頭でも手書きで販促物に表示させている内容を丁寧に書いた内容になります。


俺の甘柿品種は次郎柿です。
毎年、野菜同様に農薬を使用せず自然に任せて日々見守っています。
剪定しますと単純に収量が減るので剪定はしていません。
ヘタ食い虫なるものが柿の木には常駐していて、ヘタ食い虫が柿の青い実をボタボタと夏の間に落としてくれます。
その後、毛虫が葉を食い散らかそうとしますがムクドリとモズが毛虫を食べて駆除してくれています。また、開花中の花にはスズメバチとオオスズメバチが花の蜜を取りにブンブン寄ってきます。
秋に近づき、毎日スズメバチが柿の周辺の草花の蜜を探しに来たりカラスが飛んできて熟す直前の柿を突いては落とし遊びます。
秋の台風シーズンで大雨が降り尻が割れたり、強風でボタボタと柿が落ちたり、柿同士がゴツゴツとぶつかり合って擦ったりしながら、日中の暑い気温と夜間の涼しい夜風にさらされゆっくりと秋半ばに向けて熟していきます。
熟してくると、今度はムクドリとヒヨドリが熟した甘い柿目がけて飛んで来て、クチバシを柿に挿して美味しいトコだけ一口食べてまた他の柿の味見をしようとします。

自然に任せきりだと、俺の柿はこうして柿はヒトが食べる機会なく終わってしまいます。
そこを自分たちが朝早く野菜を収穫した後に鳥とスズメバチが目覚める前に、前日の夕方頃に食べ頃になったと思う柿をむしり取るわけです。

そんな、手間はかけずともほぼ毎日柿の生長を見ながら秋の風味を一つの秋の味覚として商品化しています。

俺のは、こういった経緯で見守って育てた柿なので当然にキズがあり凹みもあり亀裂があるものもあります。そして柿の木なんてものは本来、持ち家で庭がある家庭においては日常的に食べられる果物の部類ではないのかという思いもあり、価格は100〜150円にしています。

よく、農薬を使用して外見が全くキズのない綺麗な甘柿を販売している農家さんから、相場をあまり崩さないでくれやと言われます。
また、食べたお客さんからは身が硬いとか次郎柿にしてはあまり甘くないだとか言われます。

野菜同様に味に期待してくれるのは重々承知しての販売ですが、やはりそこは安価ゆえの品質だとご理解いただきたいです。
野菜は毎日必要で、一般世帯向きには食費に負担かかるだろうと考えての価格設定です。果物は、有れば良いという季節の食べ物じゃないですか?俺はそういうものは珍しくて特段美味しいというものでなければ、ちょっとした食後の楽しみとしてもらい一年に一度だけの収穫物であるという事を考慮しながらも消費者目線としては安価で良いと考えているだけです。

また、同業の生産者に勘違いしてもらいたくないのは、俺は自分自身が単純に農薬を扱うにあたり専門知識が足りなく、また農薬自体が嫌いなので使わない主義ですが、従来の農家というのはお客さんや料理人たちがこれまで長い間外見や見栄えを重視されてきたからこそ市場全体が規格として傷のないものを生産者へ強く求めてきた時代背景があるので使っているんだと思います。また、人体に無害というのは大前提での話ですが農薬や消毒をしたほうが、理論的には確実性として葉や実はもちろん樹も健康に育つと考えるのが一般的ではないでしょうか。そういう、俺とはまた違った観点から農薬を勉強して使って栽培する生産者さんたちも通る道は違いますが最終的な目的地として、食べてくれた人が美味しいと思ってくれたらと考えているはずです。俺よりも経済的コストと手間をかけて実る木の姿を想像しなが枝や実り数を剪定して、柿同士が風で擦り合って皮が傷にならなかったり木や実が病気にかからないようにしたり、防害鳥網を全体にかけて鳥の食害から護ったりと柿の事だけに一年を賭けて育てあげ、お客さんには一切キズのない優秀品だけを食べさせたいとキズのものは一切販売しないと決めて販売しに持ってくる生産者も同じ売り場には居ると思います。

そういう努力をされている方は、俺の安価な値札に恐る事なく自分の柿に自信を持つべきです。
俺の農産物全般は、原則として自分の仕上げた味に自信を持っての時価価格です。お客さん十人十色なのだし、柿の味や食感だって異なっていたほうが飽きさせずに楽しいと思います。

さて本題になりますが、
お客さんたちには、たったひとつだけ理解してもらいたいです。
どの生産者の商品も一律の個数、価格で売られていたとしてもそうじゃなくバラバラで売られていたとしても、ただの柿1つ例に挙げてもこのようにして各生産者1人1人に全く別物の畑や施設環境、思想の相違があります。そんな中で消費者側が追い求めるものは、やはり自分が選んだものが自分や他の人に教えたりした時に良いものであればと考えて買っているんだと思います。

俺の柿で味や食感に納得できなかったら、俺は俺でそういったお客さんには、俺よりも手間とコストを賭けて栽培している全ての先人に敬意を表して、ぜひ俺よりせめて見栄えや値の張る商品を買ってみてください、と言わせてもらいます。

回転寿司で本物の職人が握った寿司が味わえますか、ファミレスで一流のシェフと同等の料理が味わえますか。俺はお客さんに対して失礼な事を書いているかもしれませんが俺自身が一消費者として自分が新しい旨さや美味さを農産物や酒で味う時は基本的にこういう風に目で職人の手捌きを観て実食して常々自分の力量を考えています。

手間がかかりそれ相応の品質ならば値が高いのは当たり前の事で、俺がその域に達していないにもかかわらず一般相場に合わせてしまうとソレは俺自身としては俺が実際に手にとり自分より手間をかけ自分よりも上手く仕上げてあるだろうと思う人に対して失礼なんじゃないかと思い、同時に自分のを買ってくれる人にも嘘をついているようで、仮に美味しいと言ってもらえても気持ちが晴れて喜べないので俺は俺のスタイルを貫かせてもらいます。


まだ柿を育てるのも長い道のりなので!十分に納得した品質に仕上がれば、俺も価格を上げます!



同じカテゴリー(じまん市(南部店))の記事画像
早くも完売間近(笑)
にんにく販売開始
3/31から南部じまん市出荷再開
4/1まで南部じまん市出荷休み
九条葱を煽っていくww
今年も美味しいワイン
同じカテゴリー(じまん市(南部店))の記事
 令和元年 2019年度の枝豆 (2019-06-12 21:36)
 明日から枝豆収穫できそう! (2018-06-06 18:11)
 2018超旨い枝豆 もうすぐ収穫開始 (2018-06-04 12:40)
 南部じまん市限定 極撰枝豆販売開始 (2017-07-12 19:05)
 おかげさまで5月度ニンニク売上No.1! (2017-06-18 09:04)
 早くも完売間近(笑) (2015-05-17 19:37)

Posted by 味じまん 天野真充 at 01:18│Comments(0)じまん市(南部店)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
俺の甘柿について
    コメント(0)