2018/07/15 更新

旬の良い写真が撮れたら、暇な日にぼちぼち写真付きの農産物紹介をしていく予定です!(たぶん笑)
【7月の南部じまん市出荷予定品目】
1袋100円〜
絶品レタスミックス
絶品オクラ 緑/紅
2018超旨い枝豆 ¥150-
激旨にんにく
<新商品>黒にんにく
超香る朝採りバジル
フレッシュな香りの朝採りパセリ
不定期だけど超美味しいミョウガ
レア果実<生>ブラックベリー
不定期の朝採りイチジク
------------------------------
【栽培管理が気になる方へ】
食べればわかる、手間かけまくりの露地栽培です。購入する種子に付着している農薬を除き、栽培期間中は農薬・除草剤は一切使用しておりませんが、化成肥料は自分は窒素・リン酸・カリウムは植物における三大栄養素・ご飯と考えているため適度に使用しています。


2013年06月30日

商売話と小さい看板

今年は去年よりも増してトマトの要望が多いですね~!

しかぁし!!
トマトだけは断言しておきます!!
他の生産者さん、もしくはスーパーマーケットで買ったほうが安いですよ?(笑)

俺がトマトも本気で栽培したとします。
ミニトマトサイズで3粒100円なら売ります。
中サイズで1個100円、大サイズで1個150円。

このお値段で文句なく出荷分だけ毎回完売していただけるなら栽培して~・・・みようかな・・・
と、ほんの少し思えるくらい、現状では栽培したくない野菜です(笑)

理由は簡単♪
とてもコストと手間がかかるだろうから。です。

たぶん今の俺の技量ですと、1ヶ月間ほぼ毎日10袋作るのに6畳分くらいの面積のトマト栽培地が必要となります。
それにかかるコストと言ったら実に100万円前後。当然にこの投資は先行投資なので、前提として100万円分売らなければならないノルマが発生します。1袋100円で提供できたとして、1万袋ですね。1度の栽培で取り返すのは無理ですw ソレを考えると、他の定番野菜で美味いもん作りに力を入れたほうが よっぽどお客さんのためになるんじゃないかと思います。なので、栽培していません。

ちなみに去年失敗気味だったアイコという品種のミニトマトにリベンジしてみたのが下の写真の3つのトマトたち。
今年は事前に予習しましたから、徹底的に真っ赤あんまぁくしてやりました(笑)


たったこれだけのトマトですが費用に6000円くらい、手間は接木苗から始めたので1ヶ月半くらいです。

トマト一本で生計立てている生産者さんたちは、1ヶ月の費用でたぶん最低100万円、それが6~12ヶ月間くらい。売値は良いのかもしれませんが、ひと月でも10円とか平気で値下げられたり何も売れなかったりすると・・・あくまで想像ですが数十~数百万円の赤字です。これは、あくまで天候が良い場合の話です。ここに台風が直撃すると、ビニールハウス建て直し費用として200万円前後が上乗せすると思ってください。

だから今の俺たちじゃあとても怖くて栽培したくない野菜です(笑)

1パック250円や300円は、一般の方から他の野菜と比べると高いのかもしれないし、俺たちトマト以外の栽培をしている生産者から見ても高めの設定なのでは?と思いがちですが、たぶん妥当な値段です。稼いでいるときはウハウハなのかもしれないですが、稼げない月を考慮すると結果的にトントンだということです。まぁシビアな指摘をするなら、ウハウハのときに稼げない事態に陥るときのための資金を貯めておくべきなんですけどね?wでも現実では、それすらも出来ないギリギリの利益しか得られない方たちも多く存在するんだと思っています。

トマトだけで話を進めちゃっていますが、
一般の方に勘違いされては困るのは、他の生産者さんもそうだと思いますが少なくとも俺たちは、確かに美味しい野菜を育て上げたいのは確かな事ですが、それ以前に誰一人としてボランティアで農業をしているわけではない、という事を頭の隅に意識しておいてもらいたいです。
手間や分量の調整で自由に価格を安くして提供することは出来ますが、やはりソレに見合う手間賃は欲しいし(次の栽培のヤル気に繋げるために)、商売をしているがために栽培している、ということを理解してもらいたいと思います。

農業は、ヤル気と資金と根性があれば、誰でも出来るはずの分野の職業です。
俺はまだ29歳ですが、俺よりも10年上の世代の方たちでは、身内や近所の人たちと協力し合って農業をしていた世代のはずです。ノウハウはあるものの、農業あまりやりませんよね。実際に長くやってみると1人で継続するには、なかなか難しい仕事だと実感しているからだと思います。

2年目でようやく慣れてきてる今の俺でも「お金を稼ぐだけの仕事」と思えば、他の職業のほうがよっぽど安定して楽に稼げると思います。

じゃあ何で農業やってる人たちは、辛くてもできるのか?って言われたらたぶん、生産者全員に共通しているんじゃないかと思いますが、少なくとも俺は、お金稼ぎ以上にヒトとして大切な事を植物たちに多く教わる気がするし、それに気付けると世の中の有難みが凄くよく実感できるので。そこに繋がって、俺たちが苦労して育てあげた野菜に対してお金の値段に対してではなくて、食べてくれた野菜や果物に対して素直な気持ちで喜んでくれるヒトたちに出会えるから、また栽培してやろうって気持ちになれて、それをずっと続けているんじゃないかなと思います。

なので、「この野菜を作ってほしい」という言葉は受け止めてはおきますが、俺たち生産者というのは常にお金という敵に回せない敵に縛られて生きてるよーなもんなので(笑)ついつい「作ってほしい」の裏に隠されていそうな、俺たちにとってヤル気を失くさせる面を読み取っちゃう事があります。

もちろん俺は、栽培した事が無い野菜ほど栽培してみたいとは思ってますよ。思ってますけど、常に「今」の技量や畑の様子などを見合わせて対応していきたいと思っています。



ということで、商売話はここまでww


売り場に新しく設置した看板の話に移りますww


↑これですw

営業時間を書くものの、なかなかファイルに目を通してくれる方が少ないので売り場に設置しようと思っていましたが、売り場もけっこう見落とす方が多いので、可愛らしく作ってみました☆
午前10時にしている理由は、真冬の日用だと思ってください。もうホントに、水がくそ冷たくて手足凍傷しながら野菜洗うんですよ(笑)だもんで、袋詰の終盤には指が凍ったように力が入らなくて手間食うもんで、朝5時から支度してもどうしても10時くらいになっちゃうんですよね~☆
夏場は、早い日で8時前後や9時前後で営業しています。基本的に、営業中看板が出てたら買物OKです☆

「栽培期間中 農薬不使用」の意味は、そのまんまです!
俺たちが栽培中は農薬使ってません~☆て意味です。購入時にはメーカーによっては既に種に農薬を散布していますので、その辺の意味もあって栽培期間中と加えさせておきました。まぁ、種なんて米粒よりも小さいものが主なので、あんまし気にしなくて良いですよww


あ~長い!
この長すぎる文章能力、どうにかしたいです(笑)
さて寝ますw  

Posted by 味じまん 天野真充 at 21:45Comments(0)私生活日記

2013年06月29日

特選一本葱の植え替え



今日は下仁田葱を約3000本植え替えました!
腰が痛いとか薮蚊がうざいとか、暑いとか、もう言ってられません。炎天下の中ひたすら無言で植え替え作業をしていました。
今年のは、すげえ!w
すでにフワフワして中身がトロトロ状態かもしれません。
早ければもしかしたら11月中旬頃から、南部じまん市へ出荷できるかも?!

下仁田葱だけじゃあないですけどね!
赤葱も順調に丈を伸ばしていますし、九条葱太も順調!
根深葱に大和葱だってあります。

15ヶ月以上の手間がかかる予定ですが、すでに10ヶ月が経とうとしています。
早いな~☆

もう後は、ひたすら毎日草むしりと水やり、たまに土かけや肥料やりだけですが、台風が来ようと雪が降ろうと耐えてほしいところです!!

夏野菜が出来はじめる前だというのに、すでに冬野菜の主役たちが揃い踏みで楽しみでしょうがない俺ですww

各地の名のある伝統の一本葱たちを、去年よりも一層の特選級で今年は自信満々に再現してみたいですww
  

Posted by 味じまん 天野真充 at 22:00Comments(0)私生活日記

2013年06月28日

ムクドリとカメムシと薮蚊

忌々しい季節がやってきました。

イチジクとブルーベリーをムクドリが狙っています。
コイツ、なかなか賢い・・・(笑)
ブルーベリーの隣にはラズベリーとブラックベリーを育てていますが、ラズ&ブラックベリーは酸っぱいのを知っているかのようにブルーベリーしか狙わない。し・か・も、しっかり赤くなって甘くなるまで無防備にしておいても食べないw・・・もちろん、イチジクも同じパターンです。凄い。一体どんな目をしているのやら。赤い果実なら何でも食べるのかと思っていたけれど、どうやらそうでもないらしい。

イチジクなんて、もう!朝赤みがついてきたと思えば正午には皮だけ残して美味しいトコ全部突かれてんですよw網をかけておきましたが、たぶん潜り抜けてきます。去年はブルーベリーが見事にソレで食べられました(笑)


カメムシ、みなさんお待ちかね。。。いや、すでに無人販売所では毎日争奪戦が繰り広げられているであろう(笑)美味しい美味しい枝豆のエキスを全部吸い尽くそうとしています。今日だけで200匹は潰したような。無農薬栽培なんで、畑ではこういう戦いがあります。きっと明日も200匹は潰すんだろうな・・・他の夏野菜の手入れや一本葱の定植もあるというのにうざったい虫野郎です。


カメムシを援護するかのように集ってくる薮蚊たち。いい加減に学習したらどうかと思うくらいに血を吸おうと腕に集ってはパチンとノックアウトを繰り返す。腕がダメなら耳元かとwも~~~~~~かなりウザい!


カメムシと薮蚊って、一体なんのために生きてるんですかね。害虫以外の何者でもないです(笑)
ムクドリ君、カメムシ食べてカメムシ。芋虫でも良いよ!贅沢にミミズばかり食べないで!!


こんな戦いを繰り広げている隅っこで静にさり気なく地面に落ちてる種や豆を食べつくす鳩もまた!!!!


長い余談ですが、
第1弾収穫の枝豆、早くも完売しました。第2弾収穫の枝豆はあと1週間先になるかもしれません。順調に行けば何だかんだ言って来週中に収穫できるかもしれませんが。まぁ、かなりお待ちかねの人たちがたくさん居ますので(笑)そこそこ納得でき次第どんどん収穫していこうと思います。今年は、去年に畑と相性が良く人気も高かった だだちゃ豆品種の「湯上がり娘」をメインに栽培していますが、他に「緑の宝石」という北海道の枝豆と何処のか知らない枝豆品種(笑)を栽培してみました。第1弾で食べてもらったのは無名の枝豆です。次は湯上がり娘かなぁ?蒔いた順番としては最後が緑の宝石になると思いますが、まぁ分かりませんねww

来年の今頃は、俺が買ってみた特選のイチジクが実ると思います(順調に育てば)。ソレだけは何としてでも立派に育てたいwwメロンのように甘いというのだから食べないわけにはいかない!

もうすぐ、キュウリやインゲンマメがたくさん収穫できてきます。本物の冷やし中華や素麺の天ぷらにどうぞ。
その次くらいに、オクラかなぁ?こちらも本物のオクラを堪能できますよ。
今採り始めたのは青い唐辛子です。そんなに辛くないらしいです。辛口好きの叔父さんの感想なので何とも言えませんがww俺はまだ食べてません。去年の乾燥したタカノツメは残り1袋かもしれません。タカノツメは刻んでペペロンチーノにすると美味いですよ。・・・美味いっていうのか分かりませんがwww


とりあえず本物の夏野菜の味を知りたければ買えばいいさ・・・

何度も書きますが俺たちの販売してる枝豆は争奪戦必至です。
去年は、長く栽培していたのもあったのでお盆のときに東京やら名古屋の方やらが噂を聞きつけて立ち寄ってくれたりとか。ご近所さんでは子供が最後の1袋を手にしたところ、おばさんが道端に車を停車させてダッシュで来るなり横取りされたとか(笑)

あくまで無人販売所というスタイルを貫きたい思いもありますので、あえて今年は完全早い者勝ちとさせてもらいます。もちろん、いろんな時間帯シフトで働いている方も居るでしょうから営業時間中は追加収穫できる時は随時しておきますよ。それでも買えなかったら不運だったと思ってください(笑)

あ、モロヘイヤも、ほん~~~の少しだけ育ててあります。たぶん、おばあちゃんのモロヘイヤのほうが量は多いんじゃないかな。俺たちは俺たちなりの量で売らせてもらいます。売れようが売れまいが、不人気であれば来年は作らないし、人気であれば来年は多めに育てるようにします。とりあず、去年けっこう要望があったので栽培してみました。モロヘイヤは種が毒らしいので、去年はめんどくさそうで生産しませんでした。なので、種が出てこない みるい内にさっさと収穫してしまおうと思っています。販売数としては50袋も行かないんじゃないかな(笑)これも運があれば食べられるかもしれませんね。

とりあえず、奮闘中の最近の出来事でした~☆


あ、今、門のとこにいつも飾ってある黄色い看板のパネルが一部外れていますが気にせずにwww気が向いたら木製の看板にしようかと考え中なのもあって、売り場の外観は放置気味です(笑)  

Posted by 味じまん 天野真充 at 20:55Comments(0)私生活日記

2013年06月21日

6月18日頃の畑仕事日記

丸一日休みが無いこの仕事ですが、ここ3日間??昼間の畑仕事が無かっただけにえらく長い休みに感じて日付を忘れましたww

雨が降る前の畑の様子です。1週間ほったらかすと、こんな風に雑草一面畑になります(汗)


今年分のサツマイモ(安納芋と紅はるか)の切苗を定植しようと。
とりあえずザーっと耕して定植した様子がコチラ▼


安納芋は奥のほうに、紅はるかは目の前辺りでヘナってるのがソレですw


ついでにサニーレタスのとこの雑草もむしりました。見分け易い?様に、一列だけむしってみました。


1.5畳分くらいのスペースで1時間くらいかかりますが、こんな感じになります▼




草むしりをしているとき、一本一本の草をむしりながら観察していて気付きましたけど、雑草の中でも土をフカフカにしてくれる草とガチガチにしちゃう草があるみたいですね。それと、土の箇所でも「ココだとフカフカ」「そっちだとガチガチにする」とかって、1種類の草の生えどころでも土の性質が変わりますね。まぁ、あくまでですけどねwww



さて・・・きれいにした畑を明日見に行ってリセットされている光景があるのかないのかwww

明日は無人販売所でリーフレタスがバカ売れしそうな気がしますので・・・30袋くらい作るかもしれません。
枝豆もあるしキュウリもインゲンマメも!あー忙しい!

もはやジャンジャン買ってってwww
あ、でも・・・キュウリや枝豆は限定袋になりますww

さて寝よう!  

Posted by 味じまん 天野真充 at 20:23Comments(0)私生活日記

2013年06月15日

寒い・超冷たい・蒸し暑い・超暑い

1月の寒さ、2月の超冷たい朝の水、6月の蒸し暑さ、8月のカンカン日照り。

1年を通して4つの試練がある俺んちの畑です(笑)

1月の寒さは、慣れました。むしろ、ちょうど良いくらいです。
どんなに重労働してもなかなか汗をかかないし、上着着てればそんな辛くもない季節です。
むしろ、鍬で畑を耕そうものなら半袖にだってなれます(笑)

2月の朝採り野菜を洗う時の水、超冷たいです。どのくらい冷たいかというと、ホースが中身と一緒に凍ってます。手袋をしながらホースの中の氷を握って砕いていかないと、水道管に詰まってる水が出てきません。もう、ドライアイスを素手で触ってギシギシと砕いてるような冷たさです。同時に、足元は長靴の厚底を伝って凍りついた地面の冷たさが伝わってくるもんだから地獄(笑)油断していると、手足が凍傷する季節です。

6月の蒸し暑さ、しんどいです。毎年、初回に蒔いた枝豆の豆が膨らんでくる頃に来ます。今年はいろいろと異常気象でしたが同じです。雨水のモワモワとした地面付近の蒸し蒸しさ。曇り空が空けてカンカンな日照りで一気に5℃くらい上昇する気温が、もうマジしんどいwww変に暑いので、喉が渇いていないので更に性質が悪い。

8月の「今年はもう雨降りません」みたいなカンカン日照り、半端ない。去年はそんな中、カメムシと薮蚊に襲撃されながらの枝豆収穫。正直、売れなくてもいいから日中収穫の枝豆は1袋500円で売りたいほどにめんどくさい(笑)そんな今年は、「カメムシにどーせ食われるなら!」とバカバカしいので、7月末までの限定販売にしようかと思っています。去年は8~11月まで収穫できたのに、ほとんどカメムシに食べられた。しかも無人販売所へ持っていけば即完売。。その直後に、1日中収穫をするこっちの身にならずに涼しい時間帯に買物に来られて「もうないの?」は、「ないですよ(笑)」。一日の間で、どっと疲れる瞬間です(汗)



どの季節が一番辛いかと問われると、6月なのかもしれません。
雨が降って変なタイミングで休暇を取る事になり、かと思えばカンカンに晴れ上がって仕事日に変わったり。
「もう6月は休日なんて無い!!」って気持ちで毎朝起きたほうが身のためです。

8月は、もうホント、夕飯で徹底的に美味いもの以外、何も食べたくない(笑)
朝・昼までに全力で畑仕事をして、日中は「どばー!」っと休憩して、夕方から夕暮れまでまた仕事。このサイクルがベストだと思います。この間、水分補給は「したいときに徹底的にする」がベストだと去年は思いました。ただ、徹底的に水分補給しすぎるとトイレが近くなるので際どい判断力が問われます(笑)


さぁ~~
大阪では、早速の30℃越え連発だそうですね。

みなさん、夏バテしないようにしっかり朝飯を食べて仕事に集中しましょ~☆

俺は自分らで育てた野菜で夏に向けての栄養補給は準備OK?!w

さて・・・寝ます(笑)

明日の長もっちロール、諦めます・・・orz

その代わり、明日も気合入れて朝採りと出荷準備をします☆  

Posted by 味じまん 天野真充 at 20:27Comments(0)私生活日記

2013年06月10日

寸借詐欺。

金曜日にテレビで報道された俺たちのとお婆ちゃんの無人販売所ですが、今日の正午頃に寸借詐欺があったようです(笑)

監視カメラの映像からしか見ていませんが、土曜日辺りに家族の中の女性陣の誰かに1000円札を渡したらしくて、枇杷を買って800円のお釣りのはずですが、本人は急いでたので貰ってないとの事。

ぶっちゃけた話、お婆ちゃんの無人販売所での被害であり、俺の無人販売所での出来事ではないので無視してもよいのですが、こういったトラブルを無しにするためにも俺たちの無人販売所側では原則として返金の場合は俺は対応致しません。両替は、暇なときだけ対応しますが基本は無人販売所だという事をお忘れなく。


きっとテレビで200円と報道していたし、映像を見るかぎりでは土曜日に来たらしいですがインターホンを押したお客さんも居ないので確定的なのですがね。

調子に乗って白々しくも俺に言ってきたら、とりあえず住所と名前を聞いておいて通報します。

こういう事は、俺たちの無人販売所では絶対に許しません。


俺たちにとって無人販売というのは手数料も人件費もかからない販売形式なので、買い求めてくれるお客さんさえ信頼できればいろんな形で安く提供できるというのに、こういう事されると、俺たちは売る気が無くなるしその1人のせいで大勢のお客さんに迷惑がかかるという事を知ってもらいたいものです。



皆さんを疑っているつもりはありません。確認できた人は、いつもは見かけない人だったし。
そういうことがあったという報告です。皆さんもひっかからないように気をつけてください(笑)
  

Posted by 味じまん 天野真充 at 22:04Comments(2)私生活日記

2013年06月08日

国分大長系ニンジン

今日は目が痛くそして眠気をそそりつつ、読者にはたまにイラつかせるかもしれない、長いニンジンの長い日記文章を書いて寝ます(笑)

無人販売所、夏が終わる頃までは品薄状態で何も無いのも申し訳ないので、今日から収穫を開始してみた国分系大長ニンジンです。写真の青い四角いのは、ティッシュの箱です。




国分人参は、たしか下仁田葱で有名な群馬県の伝統野菜だと思いました。昔の日本はご飯に汁物というスタイルだったため、煮込み料理に適するこの国分人参が全国で多く出回っていたそうです。今では市販物として生産している人は僅かに1名と記されていました。全国で1名なのか群馬県で1名なのかは定かではないですが、本家生産者では1名なのではないでしょうか。

大長系のこの人参品種は、種苗メーカーが出している一般的な品種の根の長さが60cm~70cm、本家である群馬県の生産者さんのだと70cm~100cmにもなる長いニンジン品種らしいです。

誤解されても面倒なので書いておきますが、品種名には「国分大長人参」と書いてあったような記憶がありましたが種苗メーカーのものなので本家の種とは別物のはずです。ちなみに正確な品種名や種苗メーカーの書いてあった種の袋を畑で紛失させてしまったので詳しくは書けません。本家の種がほしいという方は、群馬県に行ってください(笑)


話を真面目な話に戻しますが、このニンジン品種は、収穫した率直な感想としますと情報通りに普及していないと思いますし今後も普及しないと思います。正直な話、今回限りの栽培品種にしたいほど収穫作業に割りが合いません。大長系は未経験なだけに舐めきっていました(笑)

一般的なニンジン品種の根は10~20cm前後の長さです。契約農家を通してスーパーマーケットで売っていたり、多くの生産者が栽培している品種の名は黒田5寸じゃないですかね~。まぁそういうような3~5寸のニンジン品種ではないでしょうか。

俺たちが去年よく栽培していたのは「あま~い にんじん」とかいう品種名のトーホク種苗の種です。
基本として俺たちが栽培するニンジンはスパルタ教育しているので、形は悪いかもしれませんが超甘いです。この品種は一般的なニンジンよりも小さめのサイズですが、その分サラダやジュース向けなので栽培しました。

今回の国分大長系ニンジンの選択理由は、単純に世の中のニンジンのイメージがありきたりだったからです。
皆さんが見かけるニンジンってきっと、3・4本入って98円だけど味が素っ気無かったり、そんな味だから1本10~28円が当たり前な野菜、とかって思ってるんじゃないかなと正直に思いました。

去年の品種は南部じまん市では大人気、無人販売所では不人気、無人販売所の感想としては単純に「甘いニンジンじゃダメなのかよ~!結局、量かよー!」って感想が強かったです。本音として。

でも、もちろん無人販売所のほうでも味や質の違いに気付いて大絶賛してくれたお客さんも多く居ました。そういうお客さんがたくさん居ると、ヤル気が出ます(嫌味というわけではなく、コレって生産者にとっては重要なので主張しときます 笑)。


ついでになのでニンジンの栽培方法みたいなものを紹介します。
ニンジンは、どの品種でも75~120日前後の栽培期間が必要とされます。
種から芽になるまでの成長率(発芽率)が他の野菜と比べて悪めで60~70%前後のため?、スジ蒔きで!と、どの品種袋の解説でも そう記されていますが、手間が分かってる分たくさん収穫したい俺たちは3粒蒔きで予め5cmほど間隔を空けて蒔くのも良いのでは?と思いつつ、蒔いてみましたが結局めんどくさくなって 笑、基本のスジ蒔きという蒔き方で「|||」こんな風に種を一本線のように指でネジネジさせながら蒔いていきました。
芽が出てきたら、立派に育ちそうな芽だけ残して2~3cm間隔に芽をむしり取っていきます(間引き)。その後、更に5cm間隔に間引きして、形の良いニンジンに仕立て上げて、初めてニンジンが1本出来上がります。

ただでさえ、こんな過程を経て4本あたり128円とか98円で世の中に出回るんですよ。農薬を使えば農薬代のコストもコレに加算されますし、温室やハウス栽培している人なら施設の費用だってかかります。もはや何故、世の中でこんなにクソ安く出回るのか一生産者として疑問に思います。


ということで、味にも質にも自信満々な俺たちは、それでも買ってくれるというお客さんのために栽培していますが、だからと言って断固として安く売る気はありません。といっても価格と量は世間に合わせてあげています。気持ちの上では安く売っているつもりはありません。ということです。


とにもかくにも、大根よりも細く、芋虫に根をかじられたり形が極端に悪くなったり、途中で折れてしまったら何故か世間では商品価値が激減するニンジン。

俺たちからすれば、べつに形が悪くなるのは肥料過多だったり石が邪魔で割れたりしているだけだし、芋虫が食べるほど美味いニンジンて思うし、途中で折れてたって・・・「あんた、根っこの先まできれいに食べてくれるのかい?」と言いたいですし。べつになんとも思わないですけどね、腐ってないかぎりは(笑)

まぁさっきからうざったく愚痴ってますが、これたぶんすべての生産者の本音だと思います。俺以外の生産者の皆さんは心が広すぎて広すぎて・・・謙虚すぎだから何も言わない・・・いや思ってもいないのかもしれませんが、俺はプライド高く栽培しているのでバシバシ本音を書いちゃいたいですけどね。プランター栽培ではなくて、畑で、土で、数百本を一度に栽培してみると分かりますよ。



とりあえず!!!愚痴るために書いたわけじゃないので戻しますが、

とにかく長いんですよ、きっとまだ長く太くなるはずなんです。でも枝豆シーズンという名の津波が押し寄せる前に終わりたいので今収穫です(笑)
手間を考えたら2本で100円にしたいトコですけど、きっと買ってくれるわけないので50円にしました。

葉っぱは捨てないで料理に使ってみてください。根よりもβカロテンが2倍近く含まれているらしいですよ。栄養何気に良いんです。俺は天ぷらで食べたとき美味しかったので今日も「天ぷらにするとおいしいです」って記しておきました。

天ぷらの油の脂肪酸とかが気になる方は、オリーブオイルのエキストラバージンオイルとかいうのをお勧めします。オリーブオイルの精製時の質にもよるかもしれませんが、脂肪酸がゼロに近いと思いました。ただし、風味としてはオリーブオイルの香りが強めに出てしまうかもしれません。


は~~長いな!終わりにしようw

本家の国分ニンジン、香り高くコクのある甘みと云われています。出回る時期は、正月付近。その理由は単純に、冬物は虫も冬眠するので害虫被害が防げて糖度も増しやすいのでこの時期に栽培しているんだと思います。

俺は今年も去年の品種を推してましたが、叔父さんが国分系人参に目を向けたので、たまたま挑戦してみました。
想像どおりの苦しい収穫作業ですが 笑
ニンジンに限っては毎度のことですので言っておきますが、「ニンジンまだある?」って言った頃には、もうありませんから!!!ww
本数にして1000本ですが、2本以上で販売していますし、初日の今日で10袋売れたので、たぶん6月中で完売します。

予告はしたので、幻になりつつある国分系ニンジン、食べてみたい方はお早めにお買い上げください☆
まぁぶっちゃけ・・・1本が長くて甘い細いニンジンと言われたらそれまでかもしれませんが(笑)

明日もたぶん「太陽あっち~なぁもう!!薮蚊うぜえ!ぺチッ!(叩く音)」とか畑で叫びながら掘ってます。おやすみなさいww  

Posted by 味じまん 天野真充 at 21:00Comments(0)私生活日記

2013年06月08日

スダチ

一昨日に、スダチの3年生接木苗を購入しました。

今日の午後に届いたので、早速植えました。





来年か2年後に収穫が見込めるはずですが、運が良ければ今年も収穫できるかもしれないので楽しみです。

狙っているのは何よりも・・・いつかこのスダチで思う存分に、年中お気に入りのお鮨屋さんのIさんの炙り物の握り鮨を堪能したいという(笑)

って、年中保管利くのかなぁ~☆  

Posted by 味じまん 天野真充 at 19:05Comments(0)

2013年06月07日

枝豆えげつない

何がえげつないって、草むしりですよ草むしり。

今年も「○○g100円で売ろうかな~」と検討中ですが、いざ100円で売ると思っていると・・・この蒸し暑さ+太陽のカンカン晴れ+皮膚に群がる薮蚊の退治のトリプルトラブルの中の草むしり作業、実に割りが合いません。

こうなったらお客さんにはお願いはただ1つですね。
売りに出した日はきっと朝一から争奪戦必至ですが、当然の完売でお願いしますよ(笑)

収穫だって毎朝4時からにしろ追加収穫にしろ3時間くらいかけて手摘みで手詰めですから。
もう完売以外ありえない。


むしろ完売目的で栽培してるよーなもんです。

そんな枝豆収穫シーズンまで、あと1ヶ月くらいかな~・・・?

それまで毎日こんな作業をやりつつ、他の野菜の手入れもしています。

とりあえず、翌日4時起きなんてものが無かったら毎晩生ビールを飲みたいレベル(笑)

さて・・・寝ます・・・orz

  

Posted by 味じまん 天野真充 at 21:15Comments(0)私生活日記

2013年06月04日

「ワタミグループ」と「仕事」について

なんとなく、世間で最近話題になっていると思われる「ブラック企業」という単語。

これによく、ワタミグループが該当するといわれているようですが、俺はそうは思いません。

ちなみにそんな俺は、和民に飲みに行ったとき、スタッフさんの席の誘導やメニュー説明などの仕事意識への低下についてクレームを出した事があります。

テレビ番組では、数年前によくワタミ会長を見かけていましたが、俺は実際には当時はそんなに気にしている人ではありませんでした。社会で働いている身ではなかった、学生の自分だったから。

大学を卒業して働くようになり、社会経験を積んできて、今年にまたクレームを出した際に「このトップはどんな人なんだろうか」と思ってワタミ会長のブログを数十ページ拝見したことがあります。

俺がブログを読んだ感想を一言で書けば、素晴らしい男性です。

素晴らしい人と言っても良いんですが、男の中の男だと思ったので、あえての「男性」。


知れば、小学生高学年の頃、親の会社が倒産して貧乏人スタート。
そこから、どんな想いでかは知りませんが「社長になりたい」と夢を抱いて大学を卒業するまで努力一筋で進路を一本道のように進んだようです。
ここまでは、ほとんどの人がそれなりに努力すれば出来る事です。

ここからが凄い。

資金調達のために、おそらくですが短期間で高収入かつ体力を付けられるであろう理由で運送会社に勤めたのかもしれませんが、そこで資金を300万円ほど貯めこんで起業を遂げた。

そして、今の今まで社長・会長という立場で大衆の指導者として長く君臨している。

これでも凄いが、ここから更に、仕事に貪欲というよりか「世界中に ありがとう」の想いを追求すべく各国を渡って世界中のヒトたちと共に仕事を全うし続けている今。

これが何よりも凄い。

こんな人を、批判する人はおそらく、仕事の意味を分かっていないんだと思う。

自殺をした従業員が居るらしいけれど、詳しくは知らないけれど、果たしてそれは経営方針から成った出来事なのだろうか。俺は違うと思います。

世の中で、仕事ができなくて、足手まといだと思う人が多く居ると思います。
俺もかつてはその一人でした。

レジの操作、接客、品出し、どれも今思えば簡単な作業ですが、こんな事すらままならなかった自分がありました。
他の従業員の足手まといのまま仕事を続けるのは、なんとも辛い感覚が襲ってくるものです。お客さんにも迷惑をかけてしまうしね。

でも、泣いてたり落ち込んでる暇はありません。そんなものは、克服してしまえばいいんです。
何が出来てなくて、何が出来るのか、そういうのを見出すだけで、作業効率ってのは格段によくなります。

そもそも、給料をたくさん貰いたければ、働くしかありません。

給料というのは、社会全般において貢献できるような仕事で働いた分の手間賃です。

雇われている身の者は、雇い主の思想に沿って働くべきもので、それが嫌なら退職する選択肢もあります。

俺は、そういう組織で働くのは、自分にとって何か勿体無いと思って、存分に働いて存分に何かを得られればと農業を始めました。


ワタミ会長の理想とする仕事理念というのはおそらく、世界中のヒトに、己が生きていることで他人からもらえるお金では到底味わうことのできない 「ありがとう」 という気持ちを得たい為、また、そういった感情を一人ひとりに少しでも感じてもらいたい為に仕事をするという理念ではないのかなと思っています。

これを成し遂げるには、それなりの相当な試練があると思います。

俺たちの育てあげる野菜は、間違いなく一級品の部類に入る野菜だと確信していますが、だからといって多人数でそれを成し遂げようとすると、きっと何時の日か気持ちがバラバラになったとき、成し遂げ難くなる日があるはずなんです。

だから俺たちは2人で野菜を育てあげることだけを今頑張っている。

ワタミ会長の下には、バイトやパートナー従業員含めると約3万人という人たちがワタミ会長の仕事理念に沿って、それぞれの仕事を全うしている・・・はず。

もちろん、中には、腑抜けた従業員も居るでしょう。1社に1人は絶対に居ると思います。

それでもそんな従業員のためにも何か出来ないかと頑張っている上司が居ます。仲間が居ます。
クレームを出したとき、そういった話を実際に聞きました。

俺は農業をしているので、生産者の苦労は分かります。なので、加工食品会社が農業をしている人から野菜を預かったとき、その野菜で更なる利益を生むはずなので、できたらその野菜は従業員の皆で持ち上げてほしいと思っています。

こういう事を、特に居酒屋のように人と人を繋げたり切ったりする場の人たちには求めていたので、その主旨をワタミ会長率いる和民のマネージャーさんに伝えてみました。

実行してくれるかしてくれないかは別として、伝えてみる価値のありそうな企業だったので、俺は一お客としてそういう指摘をしてみました。


まぁこの会社の研修スタイルは、俺はほんとに素晴らしいもんだと思います。
普通、アルバイトに研修なんてさせますか?レポート付きの研修ですよ。全国一の接客を目指している某元アルバイト先では、そんな指導はしませんでした。

小遣い稼ぎ、生活費稼ぎで仕事をしている人たちにとっては、こういった研修というのは、めんどくさい行事なんだろうと思います。学校の行事で例えるところの、運動会とかゴミ拾いみたいなイベントですよ。

だるいって人の気持ちは分かりますよ。

でも、会社に給料を貰っている時点で、「仕事」をしているんです。

仕事ってのは、そういうものであって、有給・休暇・給料UPを求めてやるものではありません。

批判をしている人というのは、そういう誤解を持ってブラック企業と言うのではないのでしょうか。

俺は少なくとも、この企業はブラックとは思えない。


俺たちなんて、ほぼ年中無休で朝4時から夕方18時頃まで働いているけど、日給にして2000程度ですよ。
それでも頑張ってます。
頑張れる理由は、俺たちが精魂こめて育てあげた野菜を「また買いたい」とか、新しいお買い上げの人が野菜の味に驚いてくれるのが楽しくて、また育ててやろうって思えるんです。
そういうのが欠けると、ほんとにお金だけ求めて仕事しようとすると、この仕事は辛くてしんどいものです。

考え方ひとつ切り替えるだけで、ぜんぜん仕事への姿勢って変えられるもんです。

批判をする前に、その人よりも頑張ってみてはいかがでしょうか。

ゆくゆくは、それが皆のためになるはずです。

生意気にも俺は、そう思います。
  

Posted by 味じまん 天野真充 at 22:15Comments(0)私生活日記